<刃物研ぎ・修理Q&A>

刃物研ぎ][刃物修理][その他全般



■刃物研ぎ

Q : 包丁研ぎの場合の「家庭用包丁」と「プロ用包丁」の違いは何ですか?
A : 当工房では、下記のように区別しています。
・「家庭用包丁」:文化包丁、三徳包丁(万能包丁)、菜切包丁ならびに普及型の牛刀、出刃包丁、刺身包丁など、主に家庭料理のために使われるもの。仕上げ工程以外は機械研ぎになります

・「プロ用包丁」:調理の仕事をする人が使う出刃包丁、刺身包丁、薄刃包丁や大きいサイズの洋包丁(牛刀など)など。家庭用よりも
手研ぎの工程が多くなります

なお、高品質の文化包丁など業務用に使うための刃付けをする場合は、プロ用として扱うこともあります。プロ用の研ぎは熟練技術と作業時間を必要とするため、別料金とさせていただいております。


Q : 文化包丁などは、どれくらいの頻度で研げば良いのですか?
A : 包丁の種類、品質、使用頻度、まな板の材質、錆などの状態によっても違います。
「お客様が切れないと思った時が、研ぎ時です。」と、当たり前の返事をしたりしていますが、よく料理される方には、少なくとも、月に1回程度は、研ぐ必要があると思います。切れる切れないの判断基準も、包丁を使われる方によってさまざま。当工房では、熟したトマトがきれいに切れなくなったら、研ぎ時だと言っております。これを基準にすると質の良い包丁でも、月に1~2回は、研ぐ必要があるでしょう。

Q : パン切り包丁(波刃)は研げますか?
A : 従来は扱っておりませんでしたが、平成27年4月よりお受けしていますのでご利用ください。
研ぎの値段は、刃渡り20cm程度のもので、通常価格1,000~1,500円くらいです。

Q : ステンレスの包丁も研げるんですか?切れなくなったら新しく買っていたのですが…
A : ほとんどものは研げます。
100円ショップのものや安価なものには、いわゆる「使い捨て」的なものがありますが、例えば2,000円以上するものであれば、研ぎ方によってかなり切れるようになります。
なお、ステンレス製でも材質はいろいろあり、欠けやすいものや、長切れしないものもありますのでご相談ください。

Q : 15,000円もしたステンレスの文化包丁なのに、初めから少し柔らかいトマトはよく切れなかったのだけど…
A : 高級品でも、本刃付け(本当の刃付け)がされていないものがよくあります。
値段からすると、家庭用包丁としてはかなり高級なものでしょう。適切に研ぎ直せば、よく切れるようになると思います。

Q : 包丁が一丁しか無いんだけど。持って行ったら、すぐ研いでもらえる?
A : 前もってお電話くだされば、通常30分くらいでできます。数時間お預かりできる場合は、午前中にお持ち込みくだされば、夕方までに仕上がります。
なお、下記のような場合は、2~3日預からせていただくことになりますのでご了承ください。
・担当が所用で不在のとき
・特に仕事が混んでいるとき
・包丁が非常に手間のかかる状態の場合
・その他、即時での対応が難しい場合

Q : 木彫りを習っているのですが、彫刻刀が切れなくて…。研いでもらえますか?
A : 良い彫刻刀だと思いますから研ぐことはできます。
値段は1本だけだと500円以上になります。作業効率の関係で、何本かまとめて出される方が割安になります。

Q : メッキがはげて錆びているカット鋏とスキ鋏で主人の髪を切るとき、髪が引っ張られて痛いって 言われるんだけど、研いだら切れるようになるかしら。
A : 相当に古い鋏のようですので、新品と同様にはならないかも知れませんが、ある程度は切れるようになると思います。
値段は1丁1,500~2,000円ぐらいになるでしょう。それで良かったら一度見せてください。

Q : 久しぶりに鰹節カンナを使ったら、刃も錆びていてボロボロした粉のような削り節になってしまうのですが、研いでもらえば直りますか?
A : 刃自体は、大抵切れるようになります。
値段は800~1,500円程です。なお、刃の出し方や鰹節自体が古いなどで粉のようになったりもします。木の台の面直しが必要な場合は1,000円ぐらいプラスされます。

Q : 細い銅線を切る切断器の刃の切れが悪くなったのだけど、研いでもらえますか?
A : ご相談ください。
機械刃物の研ぎは専門ではありませんが、物によっては研ぎ直しできます。他に適当な店がなければお持ち下さい。できる限り対応いたします。

Q : のこぎりの目立てはやらないんですか?
A : 現在は基本的には扱っておりません。
自家用のこぎりはやるときがありますが、のこぎり自体ほとんど安価な「替え刃方式(使い捨て)」になり 目立て仕事は成り立たなくなりました。



刃物修理

Q : 刈込鋏の止め金(ネジまたはリベット)と柄の間(肩ともいう)の部分が、曲がってしまったんですが、直せますか?また、刃と刃が噛み合い、引っかかってしまうのですが、これも直せますか?
A : 材質や状態によりますが、ほとんどの場合、どちらも直すことができます。

Q : 刈込鋏の止め金が、ゆるんでガタガタしてるんですが、直せますか?柄も傷んでいるので、取り替えられますか?
A : 止め金が、リベットでかしめてあるものは、リベットを取り替えて調整することで、ゆるみを直すことができます。
なお、止め金がネジのものは、専用のネジを購入店またはメーカーに直接お問い合わせいただくことになりますが、当方で代替のネジを付け替えることが可能な場合もありますので、ご相談ください(交換用の柄は、在庫に限りがあります)。

Q : 父が使っていた古い剪定鋏を、修理して使えるものなら、使いたいのですが…
A : 一度見せてください。修理が可能であれば、なるべく対応いたします。
当工房で実績のある剪定鋏のメンテナンス
・刃の裏研ぎ/主要な部分の研磨
・刃の噛み合わせ直し
・バネの交換
・革のバンド(ストッパー)の取り替え
・鉄製ストッパーの調整
・ネジの交換(専用ネジの在庫がない場合は、代替ネジ)
など

Q : 牛刀の柄(プラスチック製)が割れてしまったのですが、柄を付け替えることはできますか?
A : 木製の柄に付け替えることは、基本的に可能です。
付け替え方法〉
コミ(柄の中に入る部分、中子とも言う)の形状に合わせた柄を造って取り付ける。
コミを新しく継ぎ足(溶接)してから柄を付ける。
上記の他に、コミの形状によっては、和包丁の柄を付けるなどの方法がありますので、ご相談ください。

Q : 牛刀が長過ぎるので、短くできますか?
A : 鉄製、ステンレス製いずれもできます。
値段は、包丁の大きさや詰める長さなどによって異なります。通常の研ぎ代(800~1,500円)の1.5~2倍になることもありますので、ご相談ください。

Q : ステンレス包丁で冷凍食品を切ろうとしたら、刃が大きく欠けてしまったのですが、直せますか?
A : ほとんどの場合、直せますが、欠けの大きさ(深さ)によって値段が変わりますので、ご相談ください。

Q : 植木鋏の刃先が開いてしまい、よく切れないんだけど、直せますか?
A : 鉄製の鋏であれば大概直せます。
鋳鉄製(いもの)やステンレス製のものは直せない場合があります。



その他全般

Q : 使わない包丁がたくさんあるんだけど、下取りしてくれないかしら?
A : 原則、下取りはしておりません。
なお、研ぎや修理に出されるついでに、不用な包丁やハサミを、処分して欲しいというご要望があれば、お受けしております。

Q : 親の遺品で、錆びた包丁やハサミがたくさんあるんですが、研ぎ直して使う価値があるか、費用を含めて見てもらえますか?
A : 品物をご持参いただければ、その場で当工房としての見解を申し上げます。
なお、お住まいが遠方の場合は、メールでご用件に、品物の画像(なるべく鮮明なもの)を添付して送っていただければ、可能な範囲で検討、返信させていただきます。

Q : 工房あんとの営業時間は午後1時〜6時とのことだけど、午前中に店舗で研ぎの受付をしてもらうことはできないの?
A : 受付できますが、なるべくご来店前に電話でご確認ください。
午前中は主に製作時間とさせていただいていますが、電話やご来店にも可能な限り対応いたしております。

Q : 包丁の研ぎや修理を頼みたいのですが、どのように梱包して送れば良いですか?
A : 買ったときの箱があれば、それに入れて送るのがベスト。
箱がなければ、新聞紙やタオルなどでしっかりとくるんでから、紙袋などに入れて、宅配便で送って下さい。
こちらで梱包の例を写真で解説しています。



刃物研ぎ][刃物修理][その他全般